メカ好きにはたまらないテクノロジースポット
1960年代に、日本は高度経済成長期に突入し、今ではテクノロジーで有名な国として国際的に名を馳せています。エレクトロニクスや自動車の分野において、世界トップレベルの評価を得て、最近では、ロボットの分野で目覚ましい発展を遂げています。日本は世界最大級のエレクトロニクス企業、最先端のテクノロジーを誇っており、アジア諸国の中でも最も多くのノーベル賞受賞者を輩出しています。
そこで今回は、技術やメカ、最新テクノロジーが好きだという方のために、テクノロジーに関連した観光スポットやおすすめの体験を一挙ご紹介します。
秋葉原
もうすでに行ったことがある方も多いかもしれませんが、首都・東京のテクノロジー地区ともいえる秋葉原。夜になると『ブレードランナー』のワンシーンのような雰囲気になりますが、最新ガジェットやココでしか見つからない秘蔵アイテムが溢れている、というオタクからの高い評判はピカイチです。
巨大な家電量販店である「ヨドバシカメラ」に行けば、携帯電話、カメラ、パソコン、その他周辺機器など、ありとあらゆるガジェットを購入することができます。「セガ」に行けば、新旧の素晴らしいアーケードゲームが並んでおり、何時間でも滞在したくなります。一方、裏通りでは、電子製品の露天商や行商人がよく分からない特殊な製品を販売しており、中には斬新な商品もあります。
近年は、電子機器からオタク(コスプレ、アニメなどのファン文化)へと、その派手な色彩が変化してきていますが、テクノロジー消費における中心地としての地位は決して揺るぐことはないでしょう。
つくば市
つくば市は、秋葉原から電車で北東に約1時間のところにあり、学術都市とも呼ばれています。国内の研究開発費の半分近くがここに投資されており、遠くに行かなくてもその恩恵を受けることができます。筑波宇宙センターは、市内で最も人気のあるアトラクションのひとつ。最新の天文研究や国際宇宙ステーションに関する展示や見学が楽しめます。
また、ロケットやロボット、潜水艇を中心とした「つくばエキスポセンター」には、素晴らしいプラネタリウムがあり、ロビーでオルガンを演奏する有名なロボットもいます。また、産業技術に特化した「サイエンス・スクエア つくば」では、産業技術総合研究所(AIST)の技術進歩に歩調を合わせた、興味深い未来像を見ることができます。
東京都内の見どころスポット
活気ある首都・東京には、技術的に優れた見どころスポットがいくつもあります。例えば、日本科学未来館のある人工島・お台場に足を運ぶのもいいでしょう。ASIMOは、ホンダが開発した有名なヒューマノイド・ロボットで、「Advanced Step in Innovative Mobility(新しい時代へ進化した革新的モビリティー)」を意味しており、館内で見たりやり取りしたりできます。宇宙服を着た小さな男性のような外見で、走る、跳ぶ、物を識別する、記憶する、対話する、そして今ではボトルを開ける機能を備えています。ほぼ人間と同じ動きをするロボットなのです。ASIMOは、その娯楽性もさることながら、ロボット工学や介護分野における大きな(そして成長する)飛躍の象徴でもあります。
アンドロイドの展示を見て、さまざまな大きさや機能のロボットと関わることができる無限の可能性を楽しんでみてくださいね!